山野 幹弥(入社2年目)
「帰ってきたらどうだ」。親からのそんな言葉があって、地元へ戻ることを考えました。大学時代は勉強よりも自転車屋のバイトにハマり、特に名古屋にとどまる理由もなかった。だから“とりあえず”地元の越のゆグループで面接を受けたというのが始まりです。そして選考の過程で、小さい頃に育った海のある場所で働くことも悪くないという想いと、面接をしてもらった支配人の人柄が印象に残っていて、地元で働くことを決めたと記憶しています。
いま現場ではフロントの受付や厨房に入ることがメインですが『フォレストラウンジ』というひとつの空間を任されています。支配人からの「やってみる?」という一言から始まったのですが、当初まっさらだった空間を、どうやったらお客さまに喜んでもらえるか。考えながら仕事できているのは、いい経験です。じぶんの好きなマンガコーナーを設置したり、土日には家族向けにアニメを流してみたり、いまも試行錯誤しながら場所づくりに努めています。
お休みの時期が世間とはズレる。それは避けて通れないことです。最初こそ辛かったものの、やっぱり年末年始に帰省したタイミングで来館されるお客さまや常連のお客さまを「休み」でがっかりさせたくない。そんな気持ちが強くなってからは、あまり気にならなくなりました。ありきたりですけど、遊びに行くときはどこへ行っても空いてるのはいいですよ。
道の駅は、地域に密着していながらも、県外の方にとって目新しいものがそろっていますよね。だから人が集まると思っています。まだ具体的にこんな企画で、こんなおふろをつくっていきたいという絵はないけど、理想像として、そんな道の駅の姿を描いています。地元を大切にする延長線に、地元が潤うヒントがあるんじゃないかと思っています。
徳田 拓美(入社8年目)
わたしが働いている『びわこ座』は10代〜20代のお客さまも多くいらっしゃる店舗です。大学生やカップルが来店して、おふろに入って、くつろげるスペースで勉強していったり、雑誌を読んで、カフェを楽しんだりもしている。そんな店舗にあって、仕事で意識していることは「映え」があること。最近のおもてなしを考える上では、欠かせないキーワードですよね。おふろの楽しみ方は、決して一通りではないんだということを学ばせてもらっています。入浴していない時間もお客様にとっては大切な時間。店舗内に映えるスポットがあれば、そこで撮る写真もお客さまの大切な思い出になる。食事の時間もフードやドリンクの盛り付け一つにこだわるだけで写真に残り、いい思い出になる。この空間ですごしてもらう時間すべてで、サービスに温かさを感じてもらえる。そんな接客を意識しています。お客さまを飽きさせないために、最新のトレンドにもアンテナを張りながら店舗づくりをするのが楽しいですね。
例えば「ドリンクコーナーに氷があったら、お水がもっとおいしく飲めるのに」という意見を常連さんはくれたりします。その意見に大小はないんですよね。お店を変えるための立派なアイデアだと思っています。だからこそ、アルバイトの学生さんにも積極的に意見を聞くことを大切にしています。「またきたい」と思ってもらえることが、接客していて一番うれしいことですから。
朝出社してきたら、まず館内の掃除から始めるのがルーティン。そしてカフェで調理をしたり、会計まわりの事務仕事をしたり、時には『びわこ座』にあるホテルのフロント業務をしていることも2〜3年ありました。店舗の中でいろいろなポジションがあって仕事を覚えないといけないのは大変なことですが、プラスにとらえるなら、いろいろな接客スキルを身につけられる。そんなチャンスがたくさんある場所だと思います。
赤池 卓哉(入社4年目)
他にはボイラーの確認をしたり、売上の集計をしたり、リーフレットをもって営業に出かけたり。店舗の運営管理全般が、僕らのお仕事です。業務は多岐にわたりますが、その一つひとつを真剣にやっていたら、ちゃんとお客さまから反応が返ってくる。レストランでは「おいしかったよ」。温泉に入って「またくるわ」。SNSではTwitterやインスタグラムなどを担当していますが、インテリアや料理を映えるように撮る工夫をしたら反応がよかったり。成果を、ひとの温度感をもって実感できるのが、この仕事の醍醐味だと思います。
でも正直、最初はこういう仕事をするとは想像していませんでしたね。今となっては長く温浴業界で働かせてもらっていますが、学生の頃からイベントを企画したりすることが好きだったことが影響していると思います。これは振り返ってわかったことです。根本的に、ひとの喜ぶ表情が好きなんですよね。だからこそ、社員と恐竜風呂みたいな企画をやったり、おふろでできることを探りながら、いろいろ仕掛けています。
もともとは、越のゆグループではない大阪の温浴施設でずっと働いていました。けど、親も高齢となり「近くで働きたいなぁ」という想いと、地元が石川県でもあったので「北陸を中心に展開している越のゆグループで働けたら」と思ったことが転職のきっかけです。都会の喧騒を忘れ、地元の海をみながら、癒されるなと思ったのも事実(笑)。仕事をとおして、地元に恩返ししたいというのが、今の素直な気持ちです。
地元へ恩返しと話しましたが、観光名所となるような場所をつくっていきたいですね。時代が変わり、建物などのハードは変わっても、笑顔とかサービスの根本は変わらないもの。だからこそ、まず地元の人に愛される笑顔での接客を大切にしたいです。老舗がいい例だと思っています。時間を重ねるごとに、より良く変わり続ける接客で、愛され続けるものだと信じています。ぜひ一緒に、そんな場所をつくりましょう。
採用説明会でもご覧いただいている
社員の一日の流れを追った動画はこちらです。
ぜひ仕事のイメージを沸かしてください。